ウェットスーツ生地を活用したバッグの開発

ウェットスーツ生地を活用したバッグの開発

  • 繊維・皮革製品
  • 1982年にウェットスーツの製造事業として、大分県の国東町で創業したヘルメット潜水株式会社。「ヘルメット潜水」とは、送気式潜水の一種で、潜水服とガラス窓のついたヘルメットを使用し、水上からホースでヘルメットに空気を供給する潜水方法のことです。その装備一式を創業初期に販売しており、ルーツを忘れないようにという想いが社名に込められています。現在は断熱性・保温性機能を備えた、高品質の国産ウェトスーツ素材を活かしたオリジナルブランド「CLO’Z(クロッツ)」の商品展開にも力を注いでおり、本プロジェクトではこれまでになかった機能性を有するバッグの開発に取り組みます。
ヘルメット潜水(株) / 大分県国東市 ヘルメット潜水(株) / 大分県国東市

オリジナルブランド「CLO’Z(クロッツ)」の誕生

「CLO’Z(クロッツ)」の開発を行ったのは、あるマリンショップからサーファーが冬の海から上がった際に、体を温めるために使うお湯を入れる容器を作れないかと打診があったのがきっかけになったそうです。また当時は、釣り用のタイツの製造がメインでしたが、台湾や韓国の安価な海外製品の類似製品が国内でも販売されるようになり、商品の差別化も必要になっていました。

「要望があった容器の製造に取り掛かりましたが、ウェットスーツ素材に使用する接着剤は熱に弱く、お湯を入れるキャップ部分もオリジナルで作りましたが、構造にもとても苦労しました。一時期は社員が4~5名になり、倒産寸前まで追い込まれました。」と当日のことを話す、伊賀社長。1年間の試行錯誤の結果、2007年に世界初となるウェットスーツ素材を使った新感覚の湯たんぽ、「クロッツ やわらか湯たんぽ」の開発に成功したのです。

メディアが注目、大ヒット商品に

「CLO’Z(クロッツ)」が注目していただくようになったきっかけは、日経MJに掲載してもらい、続けてNHKの「まちかど情報室」という番組でも紹介されてからです。たまたま、営業先の東急ハンズの店長会議で番組を見てくださった方から「できたものからでも早く商品を送って欲しい。」と注文をいただくことができたのです。東急ハンズの注文数に応えることで、当時の生産キャパではいっぱいいっぱいでしたので、それ以外の注文は断っていました。湯たんぽのシーズンになると様々なテレビ局が紹介してくれました。

今年は暖冬だったので少し苦戦しましたが、ジェル保冷剤をウェトスーツ素材で包み込んだ夏用快適保冷商品もあります。「クッション性、伸縮性、防水性が備わったカラフルなウェットスーツ素材の特性を活かしてオールシーズン使える健康に繋がるあたらしい商品を今後も考えていきたい。」と伊賀社長は展望を語ります。

これからも国東の手仕事で届けていきたい

廃校になった中学校の校舎を工場として活用しているヘルメット潜水株式会社。社員の平均年齢は30代後半。商品の大ヒットを受けて、接着・圧着などの機械化も検討していますが、会社が大きくなっても、国東で暮らす人々で商品をつくっていきます。ブランド名は地元の黒津崎海岸から名付けたもの。これからもこの国東の手仕事によって「CLO’Z(クロッツ)」の新商品が誕生していきます。

【メーカー紹介】ヘルメット潜水株式会社/ 大分県国東市

設 立:  1982年
所在地:  大分県国東市
代 表:  代表取締役社長 伊賀 正男
従業員数: 26名
事業内容: ウェットスーツ素材を使った自社ブランドCLO’Z(クロッツ)の製造、販売
      OEM製品 受注製造

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