
3Dプリント樹脂型による金属エンボス加工技術
金属材料に対して金型で圧力をかけて変形させる金属プレス加工。この加工では金属製の金型を使うのが通常ですが、(有)スワニーと中辻金型工業(株)は3Dプリンターで出力した樹脂製の型を使った金属プレス加工を実現しました。この技術によって、製造コストの低減や製造期間の短縮が可能となっただけでなく、従来の金属製金型では表現が難しかった複雑な凹凸加工が可能となりました。

- 募集開始 2015.11.11
- 募集終了 2016.01.31
- 結果発表 2016.04.30
デジタルモールドへの取り組み
橋爪氏の事業に対する想いの一つに「個人も含め、より多くの人のアイデアやデザインを形にするお手伝いがしたい」というものがあります。その想いがベースとなり生まれた技術が3Dプリンターで出力した樹脂型を金型にして射出成形をしてしまう同社のデジタルモールド®です。
デジタルモールド®は、現状では成形可能な回数に限りがあるため量産までできるわけではありませんが、迅速で安価に量産時と同じ材料で試作部品や小ロット部品を製造することができるというメリットがあります。3Dプリンタで樹脂性の金型を作ると聞くと簡単に聞こえますが、成形時の温度や圧力の加減など、そこには金型職人の熟練の技が不可欠なのです。
デジタルモールド・プレスの誕生
まずはデザイン画を元に、(有)スワニーの構造・筐体・機構設計経験の豊富なスタッフさん達が3次元CADデータ化設計を行います。
デジタルモールドプレスによるエンボス加工
エンボス加工の特徴は「反りがない!」というのが一番大きいところです。デジタルモールドで金型を作ることにより工具鋼ではできない加工が実現しました。
(ご参考:曲げ加工)
また、従来の金属型で発生しがちな曲げキズやショックラインが一切入らないことが判明しました。まさに、デジタルモールドだからこそできた技です。
デジタルモールド・プレスを世の中に活かすため、ぜひお力をお貸しください。
募集内容
- デジタルモールド・プレスの良さが活用されているプロダクトデザイン
- 片手で持てるサイズの消費者向け雑貨・生活用品で、電気を使わないものとします(インテリア、キッチン、文具/デスク、ファッション雑貨品等)
※本サイトや全国の小売店を通じて販売するため、BtoBのビジネスアイデアは対象外と致します。
報酬
株式会社TRINUSが製品化・販売を行い、下記の報酬をお支払します。
- 製品開発が着手された段階で賞金5万円
- 販売されれば売上ロイヤリティ最大で3%(20年間)
※製品開発の対象となる作品の数に上限はなく、製品化が可能と判断されれば、いくつでも採用されます。
応募方法
- コンテンツは、すべて画像(JPG, PNGまたはGIF形式)で本サイト内で投稿してください。
- コンテンツは、企画書、アイデアプラン、アイデアスケッチ、レンダリングCG、図面、実際に制作した試作品を撮影した画像等、自由に組み合わせてご投稿頂けます。投稿は合計6ファイルを上限となっております。
審査方法
- 「Want it!」で高評価を獲得し、閲覧ユーザーから多くの支持を得ていること
- 応募要項に沿っており、メーカーにて製造可能なこと
- 複雑な構造になり過ぎず、現実的に販売可能な製品価格に収まるデザインであること
※注意事項については利用規約もご覧ください
コメント
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zuki
以前、『高さ150mmの成形物だと工程数が増える』との
回答がありましたが、何mmぐらいが現実的な高さとなる
のでしょうか?
以上、ご回答宜しくお願いします。
Kayo Toya
実際にテストしていないため具体的な寸法は申し上げられませんが加工方法を考えます。
zuki
確かに、デザイン案の実現化には他にも様々な
条件や問題があるのかと思います。
また疑問点が出ましたら宜しくお願いします。
Desart
TRINUS
エンボスの凹凸は幅0.5ミリくらいまでは可能だと思われます。その場合は刻印に近い形にはなります。ただ、今のところ最小の実績データがとれていないのでテストしないとわかりません。
橋原一輝
Kayo Toya
16koubou
Kayo Toya
16koubou
Kayo Toya
lxatdex
知識が足りず、このような質問をこの場でお聞きしてしまい、大変申し訳ありません。
他にはない差別化された商品を企画する上で必要だと思うので、お忙しい中恐縮ですが、教えて頂ければ幸いです。
Kayo Toya
デジタルモールドではその変形がなく、側面から見た時に漢数字の一のようにまっすぐに近い仕上げになります。
TRINUS
lxatdex
投稿作品に活かしたいと思います!