硬脆材料に分類される石材は、硬くて脆(もろ)く、一般的に切削加工が困難なため研削による加工が主です。
丁場から切り出された原石は、目的の大きさに切断してから様々な加工を経て商品が仕上がります。
■研削
磨くというよりは削る加工。厚みの調整や研磨ができる状態になるまで凹凸をなくすことが主目的です。
■切削
石材の場合は彫刻や各種ノミによる加工がこれに相当します。
「字彫り」と呼ばれる墓石に名を彫る加工など、形状をつくるために石材の割れる方向を利用して加工します。
■穴あけ(穿孔)
墓石の花立てにも使う、コアビットやビットを用いた加工です。
回転式の電動工具に取り付けて使うハンディーサイズのものや、路面などに設置する据え付け式の大型のものもあります。
■バーナー
石材にジェットバーナー(火力)を使用して仕上げ面をザラザラに仕上げる方法。
■ビシャン仕上げ
先の尖ったハンマーで石の仕上げ面を叩き細かい凹凸を作ります。より自然に近づく仕上げになります。
■小叩き仕上げ
エアーハンマーを用いて、並行線上に細かな刻み目をつける仕上げの事です。(街で見かける灯篭などの仕上げでよく使用されます。)
■割り肌・自然肌
文字の通り、石が割れた肌を使用する仕上げです。人工的に石材を割って加工することも可能です。
■研磨
石材加工の最終工程に位置付けられる加工です。砥石の粒度が細かいほどツルッとした仕上がりになります。
※本ページに記載のない加工の可否などについては、質問欄からお願いします。
seukydar
大島石は吸水率は低いが0ではないとの事ですが、寒冷地において吸収した水が凍り、ヒビ割れを起こすことなどはないのでしょうか?
また大島石には等級があると思いますが、等級があがるにつれ吸水率が低くなったりするのでしょうか?それとも目が細かいことによる見た目の美しさの差があるだけなのでしょうか?
よろしくお願いします。
越智 英輔
お問い合わせありがとうございます。
寒冷地におけるヒビ割れに関してですが、山キズなどのヒビ割れが最初から製品にない限りは、ヒビ割れは起きないと思います。弊社で厳重に検品すればクリアできます。
等級によって見た目の美しさ、吸水率の差はあります。
しかし、吸水率に関しては精密検査をしなければ、わからない程度の差です。
実際の使用感では変わりないとお考えください。
以上、ご不明な点がございましたらお気軽にコメントください。
越智
Hiyo Hiyo
また、なんらかの方法で人体に影響のない
殺菌効果があるものなどを塗布?やプラスすることはできますか?
越智 英輔
お問い合わせありがとうございます。
カビやコケの発生は保管場所の状況によると思います。
磨き仕上げにすると他の仕上げより抑える事ができると思います。
消毒や殺菌効果については、今までに検査した事がありません。申し訳ございません。
吸水性は0ではないので、溶液を塗布または含ませることは可能です。
油性であれば濡色になります。
ご不明な点がございましたらお気軽にコメントください。
越智
Hiyo Hiyo
越智 英輔
お問い合わせありがとうございます。
石に穴を開けたり、中をくり抜くことも可能です。
但し、くり抜く場合は手作業になるので底の部分は直角の精度が出にくいです。
ご不明な点がございましたらお気軽にコメントください。
越智
Hiyo Hiyo
越智 英輔
お問い合わせありがとうございます。
完全密封ができ、かつその空間に湿気がなければ可能です。しかし湿気がある以上は完全に湿気を防ぐということは難しいと思います。石そのものも少しは水分を含んでいます。
撥水剤という溶液があり、塗布すればより吸水しにくくすることもできます。
以上ご不明な点がございましたらお気軽にコメントください。
越智
Hiyo Hiyo
越智 英輔
お問い合わせありがとうございます。
厚みはミニマム5mm程度とお考えください。曲線で厚みを変える場合は先端部を3mmぐらいにする事も可能です。(コップの飲み口付近だけを薄くするイメージです。)
薄くなれば薄くなる程、強度は弱くります。
ご不明な点がございましたらお気軽にコメントください。
越智