溶けにくい食品素材LSA(エルサ)

溶けにくい食品素材LSA(エルサ)

  • その他製造 締切 : 2018.02.14
  • 難溶解性非晶質素材(Low Solubility Amorphous material)、通称LSA(エルサ)。難しそうに聞こえますが、簡単に言うと長時間なめ続けられる溶けにくい食品素材です。森永製菓が数年間かけて開発したこの画期的な素材を活かす、これまでにない新しい商品コンセプト・デザインを募集いたします。
森永製菓株式会社 森永製菓株式会社

お客様の声をツイッターから拾う

大企業の研究開発ってどうやって始まるのかご存知でしょうか。もちろん様々なケースがありますが、このLSA(エルサ)の開発のきっかけはなんとツイッターでの「ずっと長く味わえるお菓子があればいいのに」というある人のつぶやきを見たことだそうです。

森永製菓の研究所のチームLSAは、「口内で1時間以上溶けない素材」という途方もない目標を掲げて開発に着手しましたが、とにかく失敗ばかりの日々だったそうです。ある日、発想を転換することで打開策を見出すことに成功し、開発着手から約3年の時を経てようやくこの画期的なシーズ素材が生まれました。

それでは、この素材の特徴を見ていきましょう。

1時間以上長持ち

まずは何と言っても口の中で「長時間」溶けないという点です。例えば、キャンディの場合、口に入れてから溶けるまで約5分程度かかります。タブレットだと1〜2分程度です。それらに対し、LSA(エルサ)はなんと1時間以上!

実際に多くの人に試してもらったテストで、平均で66分という結果を得られました。

成分をゆっくりと出す

徐放性という言葉をご存知でしょうか。成分や内容物など、中に含まれているものをゆっくり放出する性質のことです。LSA(エルサ)はその徐放性により、口内で成分を一定濃度に保つことができます。

例えば、鼻をすっきりさせるメントール成分やのどの炎症を抑えるのど飴の成分など、効果を長持ちさせたい成分と組み合わせることで、機能的な新商品に仕立て上げることができそうです。

ガムも比較的徐放性がありますが、時間とともに成分(味)の濃度が急激に減少します。
他にも、一粒で長時間楽しめるためカロリー摂取量が少ないなんていうメリットも。そこで、この特徴的な食品素材LSA(エルサ)を活用した新しい商品コンセプト・デザインを募集します。

技術を活用した様々な可能性

内部でディスカッションしているだけでも、既に様々なアイデアが出ています。このアイデアを更に具体化した商品形状やパッケージのデザインをご投稿いただいでも結構ですし、これとは全く異なるコンセプトをご投稿いただいても構いません。

留意事項

今回募集するのは、この技術を使うことで、「どういったお客様の」「どういったニーズを」「どうやって満たすのか」といった商品のコンセプトと、食品の形状・色やパッケージ等のデザインまで含めた、トータルでのご提案です。ただ、デザインが難しい場合には、商品コンセプト部分だけでのご提案も可能です。作品のご投稿にあたっては、下記の留意事項を踏まえて頂けるようご注意ください。

*サイズ
サイズは自由に考えていただいて構いませんが、それによって時間が変わってきます。1グラムで1時間、2グラムで2時間程度です。

*形状と色
食品素材LSAの形状は自由に考えて頂けます。また、着色することも可能です。ただ、素材の特性上、半透明になります。

*パッケージ
本取組は全国の小売店で流通されるヒット商品を生み出すことを目標としています。パッケージにも新しさがあればなお良いですが、一方で、あまり高コストのものになりすぎないようご注意ください。

*商品化までのプロセス
商品コンセプト・デザイン募集の締め切りはバレインタインデーの2月14日です。募集期間終了後(2月14日~)から一定期間をブラッシュアップ期間と位置づけます。投稿作品の中で有望だが実現性に問題があるものなどについてはこちらからコメントをさせていただき、ブラッシュアップのご検討をお願いすることがございます。その上で採用作品を決定し、製品開発に移行いたします。

その他、ご質問があればチャット欄でお書き下さい。皆様のご応募お待ちしております!

皆様から頂いた質問に対するお答え

Q1:水に入れたら、LSAは溶けますか?溶ける場合、どのくらい時間がかかりますか?

A:口内では舐めるという削るような作用を受けるので1時間程度で溶けてなくなりますが、単に水につけておく、あるいはかき混ぜておいたとしても、3〜4時間程度はなくなりません。また、水の温度が高くなると短くなります。

Q2:LSAの脆性は従来の飴と同程度でしょうか? また、徐放性の調整はできるのでしょうか?(例えば半分の30分にする等)

A:-脆性について(常温) ガムや錠菓と比較すると従来の飴と同程度と考えて頂いて構いません。厳密に言うと差異はありますので、もう少し詳しく情報が必要でしたらコメントをお送りください。 -徐放性の調整について 調整は可能です。例えば時間を短くすることを想定した場合は、以下の方法が考えられます。 1. 重量による調整(軽くする) 2. 形状による調整(表面積を大きくする) 3. 配合の変更を伴う溶解性のコントロールによる調整 3.に関しましては、現在のところ多くの検討をしておりませんので、現在と徐放性の程度を変更する場合は、希望する時間にコントロールするためにはある程度の時間が必要になることが想定されます。

Q3:噛んでしまった場合、溶ける速度などに変化はありますか?

A:1. LSAが砕ける事で表面積が大きくなることで唾液との接点が増える 2. 物理的に歯によって表面が削られる

Q4:中に別の成分のものが入っていて、外身がLSAで薄い殻のような状態になっているものがあったとしたら、外部に放出される成分はLSAに含まれている成分、あるいは中身の成分のどちらになるでしょうか?

A:LSAで包まれている場合、外部に放出されるのはLSAに含まれている成分になります。 LSAはその溶解性の低さにより口内で長く持ちますので、中身が露出し始めるまでは中身の成分は溶け出てきません。

Q5:食品の消化時間には影響するのでしょうか? 例えばLSAの飴を誤飲した場合、消化器官に負担がかかる可能性はあるのでしょうか?

A:現在のところ単体での口内の溶解性を確認していますので、残念ながらその他の食品との相互作用については分かりません。誤飲の際の消化器官への負担についても同様に知見がありません。 想像になってしまいますが、胃の中においても口中と同じように溶解するために必要な時間は多くなることが想定されます。

Q6:LSA自体の食感はどのようなものなのでしょうか? 薄ければ「パリパリ」もっと薄ければオブラートのような特性が出るなど。

A:現時点のものはキャンディーと乾燥スルメの間のような食感です。口内で少し軟化します。同じ厚さでも食感(硬さ)の調整は可能です。 薄くしていけばパリパリやオブラートのようなものも可能ですが、オブラートぐらいの薄さのときは早く溶けてしまう可能性もあります。

Q7:トップの写真(緑とかオレンジ色の粒)がLSAですか? 写真がLSAだとして、このグラム数は1粒何グラムになりますか?

A:トップの写真は、一例ですがLSAに着色料で色をつけたものです。 写真の中の14mm角のもので0.7gになります。

Q8:サイズの限度はありますか?

A:特にありませんが、厚くすることは難度が高くなる方向です。 形状を変えることで表面積が大きくなって溶けやすくなることもあります。その逆もありえます。

Q9:味の濃さは調整できますか?

A:限度はありますが味のする原料を増やすことで可能です。 また、溶けやすくすることで濃く感じるようにもできます。

Q10:色は、透明にすることはできますか?

A:すりガラス程度であれば可能です。

Q11:味について、はじめを(前半を)強くすることはできますか

A:味の強さの異なるLSAを層構造などに成型することでやれる可能性はあります。

Q12:2cmφぐらいの大きさにすると、長すぎて用事があるときにそのたびに口から出すことになりますか?

A:小さい形状にすることで、口に入れたままでも人と対面して話すことが可能になります。このような特徴も何かに活かしたいと思っています。

Q13:温度によって溶解性は変わりますか?寒いときなど。

A:低くなると溶けにくくはなりますが、それほど大きな影響はないと思います。

Q14:もっとやわらかくできますか?

A:できます。グミのようなかたさにもできますが、やわらかいとなめていられず、すぐにかんでしまいます。

Q15:上顎は荒れませんか?

A:普通のあめよりもあれないと思います。食感によるところが大きいと思われます。

Q16:賞味期限はどの程度ですか?

A:1年程度は問題ありません。保管される環境によります。通常の食品と同様に、機能性成分を配合する場合、光や温度は劣化の原因になります。

Q17:カロリーを上げることはできますか?

A:難しいです。単位あたりのカロリーが高いものといえば脂質ですが、それでも1グラム9キロカロリーです。 脂質だけでできていたとしても、1粒1グラムで9キロカロリーにしかなりません。

Q18:もっと硬くできないですか?

A:ハードキャンディぐらいの硬さにはできると思います。

Q19:後味を変えることはできますか?

A:例えば甘味料でいうと、後に残るものもあれば、すっきりするものもあります。そういったものを選ぶことで調整できます。

Q20:ぱきっと手で折ることはできますか

A:できます。あらかじめスジや凹みを作っておくことで折れやすくすることもできます。

Q21:形の制限はありますか?たとえば小さいタブレットのようなものも

A:丸型や四角や星型などもできます。タブレット型も可能です

Q22:商品の価格の上限はありますか?

A:特に決めていません。 何を配合するか、コンセプトによって変わると思います。 実現可能性も大事ですが、モノの価値にあった価格設定をするつもりです。

Q23:例えば「医薬品」のデザインを提出したら、実現性はどうでしょうか?

A:「医薬品」の場合は商品化が難しくなります。 今回は「食品」「健康食品」カテゴリーでのコンセプト・デザインを募集しております。

Q24:燃えますか?

A:炎を出して燃えるものではありません。高温にすることで灰にはなると思います。

Q25:配合によって溶ける速さに影響はありますか?

A:ものによって速くなることがあります。

Q26:配合しにくいものはありますか?

A:加工時の適性に合いにくい(もろいのでつぶれてしまうなど)ことはありますが、可能なかぎり対応します。

Q27:塩分を配合することはできますか?

A:できます。過去につくったこともありますが、しょっぱく感じるほどのものはありません。

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<報酬>

森永製菓とTRINUSが共同で製品化・販売を行い、下記の報酬をお支払します。

◇製品開発が着手された段階で賞金10万円

◇TRINUSによるテスト販売を経て、森永ブランドの全国流通商品として販売されれば、売上ロイヤリティを最大0.5%、3年間お支払します(その場合、総額500万円程度と想定)。

* 製品化が可能と判断されれば複数の作品が採用される可能性もあります。

* 売上ロイヤリティは、メーカー卸価格に対して乗じることで計算します。

* 投稿された商品コンセプトやデザインが全てそのまま採用されれば売上ロイヤリティは最大値(0.5%)に、部分的な採用となった場合は貢献度を判断し比率を設定させていただきます。

* 仮に0.5%となった場合、ロイヤリティ総額は過去の実績から3年間で総額500万円程度になるものと予想していますが、売上次第で増減いたします。

<応募方法>

◇コンテンツは、すべて画像(JPG, PNGまたはGIF形式)で本サイト内で投稿してください。

◇コンテンツは、企画書、アイデアプラン、アイデアスケッチ、レンダリングCG、図面、実際に制作した試作品を撮影した画像等、自由に組み合わせてご投稿頂けます。投稿は合計6ファイルを上限となっております。

<審査方法>

◇「Want it!」で高評価を獲得し、閲覧ユーザーから多くの支持を得ていること

◇弊社ネットワークのバイヤーから多くの支持を得ていること ◇応募要項に沿っており、メーカーにて製造可能なこと

◇複雑な構造になり過ぎず、現実的に販売可能な製品価格に収まるデザインであること

※注意事項については利用規約もご覧ください

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  • スパムとして報告する tyoko.purinkun tyoko.purinkun 質問です。
    無味にできることは可能ですか?
  • スパムとして報告する takki takki 質問です。
    ⑴ブラッシュアップ期間はいつまでですか
    ⑵溶ける時間について、体積でいうと30分保つにはいくつになりますか
    (面積での記載でしたので)
    ⑶コスト的に成分(味を含む)の変化はどの程度までが限界ですか

    何卒よろしくお願いします。
    スパムとして報告する TRINUS TRINUS ご連絡ありがとうございます。また、その後の進捗のご報告が遅れ申し訳ございません。現在、研究所で試作を行いつつ並行で審査を進めている状況となっています。4月中には1次審査の結果を公表予定ですので、ブラッシュアップのご提案があれば、4月中までにお願いできればと思います。
  • スパムとして報告する Satoshi  Kitagawa Satoshi Kitagawa B to Bで応用検討させていただきたく存じますが、連絡は可能ですか。
    スパムとして報告する TRINUS TRINUS info@trinus.jpまでお問い合わせください。
  • スパムとして報告する Satoshi  Kitagawa Satoshi Kitagawa LSAが固まる要因は温度でしょうか。
    冷やしたら固まりますか。
    また、溶かして使用することは可能ですか。
    溶ける温度を教えてください。
    スパムとして報告する yamaguchi yamaguchi 通常の飴と同じように、固まっているものを融かすには加熱によるエネルギーを与える必要があります。
    ただ、LSAの場合はかなりのエネルギーを与えないといけないので、LSAを通常操作できる温度帯(100℃程度以下)で融かすのは難しいです。やりたいことによりますが、そのために必要な設備を作る必要があるかもしれません。
    温度を上げることでかたさは弱まる(=やわらかくなる)傾向です。
  • スパムとして報告する hitsuji hitsuji お世話になります。
    締め切りは2月14日23:59までの投稿という認識で
    間違い無いでしょうか?
    宜しくお願い致します。
    スパムとして報告する TRINUS TRINUS はい、そのご認識の通りです。どうぞよろしくお願いいたします。
    スパムとして報告する hitsuji hitsuji ご回答ありがとうございます!!