ダンボール✕レーザーカットを活用した新用途開発

ダンボール✕レーザーカットを活用した新用途開発

  • 紙製品
  • 独自で開発した立体造形システム「d-torso」を用いて国内外のクラフト、ディスプレイ、パッケージ、ロボット、広告などの様々な分野で立体商品を開発しているのがアキ工作社です。今回は、これまで培ってきた立体造形やレーザーカットに関するノウハウを活用し、外部のデザイナーとコラボすることで新しい製品開発を行います。
(株)アキ工作社 / 大分県国東市 (株)アキ工作社 / 大分県国東市

立体造形システム「d-torso」

独自で開発した立体造形システム「d-torso」を用いて国内外のクラフト、ディスプレイ、パッケージ、ロボット、広告などの様々な分野で立体商品を開発しているのがアキ工作社です。

建築設計士の仕事をしていた代表の松岡氏がニットデザイナーである奥様の個展のために、面白いマネキンを探していましたが、納得のいくものが見つからず、1998年にアキ工作社が手づくりで「ダンボール製組立て式マネキン」を考案したのが、「d-torso」のはじまりです。
「当初は、マネキンのような大きなものをつくることが多かったのですが、ミッキーマウスやムーミンなどのキャラクターを象ったミニチュアの製品もつくるようになり、ファミリー層や一般の方にもアキ工作社のものづくりを手にとってもらえる機会が増えいきました。」と代表の松岡氏は当時を振り返ります。

「d−torso」には二つの大きな特徴があります。ひとつは形を自由に作成できることです。コンピューターで部品データを設計し、レーザー加工機で一つ一つ裁断します。また、金型を必要としないので、モデルの拡大、縮小が自由に行えるのです。そして、もう一つの特徴は、様々な素材を使えるということ。レーザーカットできる金属、アクリル、紙、木材などはすべて「d-torso」の部品として使うことができるのです。この二つの特徴を活かして、大分県は国東半島から、国内外にアキ工作社のデザインと技術を発信し続けているのです。

週休三日制「国東時間」の導入

アキ工作社は国東半島の中山間部にある、廃校になった小学校を拠点にしています。同社ではよりクリエイティブで効率のいい仕事、そして精度の高い製品づくりを目指して「国東時間」という週休三日制の働き方を導入することにしました。休みの日に、地元の自然に触れてリフレッシュしたり、読書をしたり、お祭りに参加したり、国東の特有の時間を各々が過ごすことで、社員ひとりひとりのスキルアップにつながり、その結果、丁寧なものづくりができ、会社の事業効率が上がるのです。アキ工作社の社員は現在11名。「会社が成長することが地域の活性化に結びつく。若い人材が国東に集まってきて欲しい。」と願う松岡氏は、「d-torso」の事業を通して、地域が抱える少子高齢化の問題を解決していきたいと語ります。

ものづくりでまちづくり、失われつつあるコミュニティを守る

「過疎化が進むこの地域で仕事をつくり、東京を介さずに国内外にものづくりを発信することで、地元を元気にしていきたい。」という松岡氏は自らの建築的な思考が、会社経営だけではなく、地域をデザインしたり、「国東時間」というワークスタイルでありライフスタイルの提案に繋がっていると語ります。廃校になった校舎に再び光が灯り、そこでは、半島の固有の時間と風土、文化を取り入れたアキ工作社の独自のものづくりが日々育まれています。

【メーカー紹介】アキ工作社/ 大分県国東市

設 立:  1998年
所在地:  大分県国東市
代 表:  代表取締役社長 松岡勇樹
従業員数: 11名
事業内容: 立体造形システムd-torsoを用いた「ダンボール製組立式マネキン」の製造

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